マルヤマ・デ・ブログ 超高齢化社会のテレビ
超高齢化社会のテレビ
改めて説明する必要がないくらい、日本の高齢化は世界に前例がない速さで進み
世界最高水準の高齢化率となっているし、この先も高齢化はますます加速していくだろう。
半径3m以内の世界で暮らしている分には
高齢化を実感することは人によって少ないのかもしれないが
少なくともテレビの世界で飯を食ってる人達にとって高齢化は視聴率という形でとにかく実感させられる
前から思っているのだけど、
今のテレビを見ている視聴者の方のイメージを具現化すると「ちびまるこちゃんのお母さん」のような人だ。
勿論、それ以外の世代の様々な人達がたくさん見てくれていることは間違いないのだけど
平均化というか、数字を左右する多数派の人達のイメージを具現化すると、おそらく、そうなると思う。
テレビが昔に比べて面白くなくなった・・・という意見を目にすることは良くある。
大きな原因の一つに、そもそもテレビが今、ターゲットにしている対象に自分が含まれていないから・・・ということがあるのは間違いない
(※他にもいろんな要因があるとは思いますが)
多くのテレビは「ちびまるこちゃんのお母さん」に向かって作られているのだから
例えば、バキバキにとがった若者がそれを見て、面白くないと思っても仕方ない。
では、若者を対象にした番組をどうして作らないのかと言えば
若者がテレビを見ているかどうかということ以前に、日本人の人口比率の中で若者が占める割合が圧倒的に少ないからだ
そうなると、まるでデフレスパイラルのような悪循環で
どんどん若者はテレビ離れしていくし、テレビのターゲットから若者は排除されていってしまう
実際、テレビよりも政治の方がこの悪循環なスパイラルから抜け出せずに
未来に負の遺産をのこし続けていってる現状があると思うのだけど。。。
ただ、現状がどんなに厳しいものだとしても
その現状の中で戦っていくしかない
戦っている人達は本当に面白いし、尊敬できる人が多い
もしも、あの番組ってつまらないよなぁ~なんで終わらないんだろう?
と思う番組があったら・・・それはテレビがつまらなくなったのではなくて、
あなたに向かって作られていないテレビだからかもしれない